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剧本正文
剧本角色

父親
男,0岁
父親

一樹
男,0岁
一樹

美咲
女,0岁
美咲
一樹:いちじゅ
ガタンガタンと列車が揺れる音。
寝ている樹。
一樹:「……ん? あれ? 列車? えっと、俺、何してたんだっけ?」
父親:「おお、一樹、起きたか」
一樹:「あれ? 親父? なんで?」
父親:「なんだ、まだ寝ぼけてるのか? まったく、仕事のし過ぎで疲れてるんじゃないのか?」
一樹:「いや、今やってるプロジェクトがようやく落ち着いてきたからさ、少し、ゆっくりできるんだよ」
父親:「そうか。それはよかった。ああ、そうだ。弁当買ってきたんだが、食うか?」
一樹:「あ、駅弁? 食べる食べる」
父親:「相変わらず、駅弁好きだな。ほら」
父親が弁当を一樹に渡す。
一樹:「ありがとう。でもさ、俺が駅弁好きになったのは、親父が原因だろ」
父親:「ん? そうか?」
一樹:「昔は、なにかと理由をつけては俺を旅行に連れてっただろ?」
父親:「そうだったな。それで、お前はいつも駅弁をねだっていた」
一樹:「それくらいしか楽しみがないんだからしょうがないだろ」
父親:「何を言うか。電車は走っている風景、この乗っているときのゆったりした時間、全てを楽しむものだぞ」
一樹:「そんなの、5、6歳の子供にわかるかよ。そりゃ最初は物珍しいから外を見てたけど、そんなの10分で飽きるっての」
父親:「そうか? 私は子供の頃から電車から見る、この風景が好きだったがなぁ」
一樹:「ガチの電車好きの親父と一緒にするなよ」
父親:「ふむ……。お前も電車好きになってくれると思ったんだがな」
一樹:「むしろ、逆効果だったんじゃないかな。すっかり電車嫌いになったよ」
父親:「今もか?」
一樹:「どうだろうな。最近は全然乗ってないから」
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